<佐賀を集める>
令和3年(2021年)3月、中林梧竹の顕彰及び佐賀県関係の資料の収集や公開に尽力された本野克彦氏が88歳で御逝去されました。克彦氏は、御両親が佐賀県の出身で、御自身も小学校6年時から約3年間を佐賀県で過ごされました。会社経営の傍ら、東京佐賀県人会の常務理事を務められるなど、佐賀県に対して多大な御支援をいただきました。令和4年2月、克彦氏の御逝去後、御遺志を受けた御子息の敦彦氏から「本野克彦コレクション」として佐賀県に対し寄贈されました。「本野克彦コレクション」は、時代は戦国時代から現代まで、分野も古文書から現代美術までと実に多彩な内容でありながら、それらは佐賀県にゆかりがあるという点で一貫しています。
本展覧会では、コレクションの中から、克彦氏が大切にされた〈佐賀〉の歴史や文化、美術を語る多彩な資料を御紹介します。