音楽は美術とともに古来より人々が表現し愛してきた芸術です。演奏の様子や楽器そのものの造形美、楽曲から想像されるイメージなど、音楽は多様なかたちで美術作品に表されています。本展では所蔵品から時代や分野を横断し、音楽にちなんだ作品、音楽に関心を寄せた作家を取り上げ、音楽と美術との関りを紹介します。作品たちが奏でる音に耳をすませてみてください。
○楽器とともに
太鼓、竪琴、マンドリン、ギターなど古今東西の文化のなかで奏でられてきた様々な楽器。絵画や彫刻に表されている楽器にはどのようなものがあるでしょうか。
○バイオリンのある風景
バイオリンはその美しい造形から、静物画に描かれることが多い楽器です。絵画の主要なモチーフとしての姿をご覧ください。
○音楽を愛した画家たち
音楽一家に生まれたデュフィのリズミカルな表現や、音楽から抽象絵画を拓いたカンディンスキーなどによる個性豊かな表現をお楽しみください。
○音を想像してみよう
抽象絵画を中心に音を感じさせる作品を展示します。どんな音や音楽が聞こえてきそうか、想像しながら鑑賞してみましょう。
○音楽から生まれた作品
作家たちの創作の源となった音楽に注目します。ストラヴィンスキーのバレエ音楽に着想を得たマリーニの版画や、国内外の音楽にちなむポスターを紹介します。