- タイトル等
FLOWERS and FLOWERS
宮本三郎の描く花・華
- 会場
- 世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館
- 会期
- 2023-04-01~2023-09-10
※展覧会の会期および内容が、急遽変更や中止になる場合もございます。
※会期中の最新情報は美術館ウェブサイト等でお知らせします。
- 休催日
- 毎週月曜日(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)、7月17日(月・祝)は開館、7月18日(火)は休館
- 開催時間
- 10:00~18:00
(最終入館は17:30まで)
- 観覧料
- 一般200円(160円)、大高生150円(120円)、65歳以上/中小生100円(80円)
*障害者の方は100円(80円)、ただし小・中・高・大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。証明書をご提示のうえ、お申し出ください。
*( )内は20名以上の団体料金
*世田谷区内在住・在学の小・中学生は土、日、祝・休日、夏休み期間は無料
- 概要
「仕事に疲れると花屋の店を一巡して回る。私の近くには花屋が七、八軒もある。花は季節を早く知らせてくれる。」
―宮本三郎「花」『繪』(通巻第5号・1964年7月号)より
洋画家・宮本三郎(1905-1974)が生涯を通じて愛したモティーフのひとつ、花。奥沢の自宅兼アトリエで送った生活と制作の傍らには、常に花がありました。初期の作品には、人物画や静物画を構成する要素として、花瓶に生けられた花が穏やかなタッチで丁寧に描かれましたが、次第に花そのものが主役となる機会が増えると、表面的な美しさや形態の再現にとどまらず、よりその実体や本質を追求するかのような試みが展開されます。やがて1960年代後半にもなると、宮本の花は、鮮やかな色彩と力強いタッチによって画面を覆いつくし、花自らがひとつの生命体であることを主張し始めるのでした。それは、動かないもの、命のないものという意味での「静物=Still Life」を超え、自律する存在として鮮烈な輝きを放っています。またこの変化は、宮本が描く女性像の変遷――他者から視線を注がれる対象としての女性から、個としての主張と生を漲らせた存在としての女性へ――にも重なります。宮本三郎が「花」を描いた作品を中心に、時代ごとの女性像を織り交ぜつつご紹介します。
- ホームページ
- http://www.miyamotosaburo-annex.jp/exhibition.htm
- 展覧会問合せ先
- TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)