タイトル等
吉野祥太郎 立てる記憶
会場
武蔵野市立吉祥寺美術館
会期
2023-04-15~2023-05-28
休催日
4月26日[水]
開催時間
10:00~19:30
観覧料
300円(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
主催者
武蔵野市立吉祥寺美術館[公益財団法人 武蔵野文化生涯学習事業団]
協賛・協力等
協力|井の頭自然文化園[公益財団法人 東京動物園協会] 天壺 カヤシマ SYP Gallery
概要
アーティスト・吉野祥太郎(よしの・しょうたろう、1979年生まれ)の主題は「土地の記憶」です。吉野は国内外において、土地と人との関わりをたどりつつ、その土地を成立させている記憶との対話を通して、大規模なインスタレーション作品や立体作品などの制作をおこなっています。また彼は、土それ自体に記憶が堆積していることを強く意識し、土を表現素材としてもちいるほか、記憶の層としての土を地面ごと持ち上げ「立てる」というインスタレーションも世界各地で実践しています。

吉野はこれまで、来訪者として各地に赴き、新たな視座からその土地の記憶を見いだし、大切に持ち上げることによって、作品へと具現してきました。いっぽう、本展の開催地となる吉祥寺は、吉野が幼少期から親しみ、時を過ごしてきた土地であり、いうなれば、彼自身の記憶も吉祥寺という土地の一部を成しています。彼は今回の作品制作に向けた取材の過程で、生まれ育った人、移り住んできた人、通勤している人、たまたま訪問した人など、吉祥寺を行きかうさまざまな人びとに会い、吉祥寺に存するさまざまな記憶に触れてきました。それはとりもなおさず、吉野自身の記憶を再認し、現在の吉祥寺に積み重ねなおす作業であったに違いありません。
吉野祥太郎の新展開となる本展は、大小の彫刻作品とインスタレーションによって構成されます。吉祥寺という土地に堆積し、いままさにこの土地を「吉祥寺」として立ち上げる無数の記憶のうえに、吉野は新たな記憶を立てます。吉野の作品をとおし、私たちもまた、私たち自身の素地にある記憶と向きあい、ふたたび持ち上げ「立てる」こととなるでしょう。その体験はまさに、自己存在の再発見でもあるはずです。
先ゆきの見えない時世にありますが、本展が、私たちがいまここに立っているということを問いなおす機会となるよう、願ってやみません。
イベント情報
01 対談 水沢勉(神奈川県立近代美術館 館長)・吉野祥太郎
日時:4月22日[土]14:00-15:30
会場:吉祥寺美術館 音楽室
◎定員60名(予約不要・先着順、当日の入館券が必要)、参加無料

02 かたりば―土地の記憶について―
日時:4月29日[土祝]14:00-16:00
会場:吉祥寺美術館 音楽室
◎山本拓人(民俗学研究者)・吉野祥太郎両氏とともに、土地がもつ「記憶」について語り合います。
◎定員20名(事前予約制・先着順)、参加無料
◎4月17日[月]10:00より電話にて申込み受付開始

03 土のレストラン
日時:5月13日[土]13:00-15:00 *12:45に井の頭自然文化園入口前に集合
会場:井の頭自然文化園 彫刻園 彫刻館B棟
◎アーティスト・コレクティブbacilli(ジェームズ・ジャック、南条嘉毅、吉野祥太郎)による「土のレストラン」。テーブルを囲み、武蔵野市内をはじめとするさまざまな場所から採取した土の香りを味わいながら、土地の「記憶」について話します。
◎定員12名(事前予約制・先着順)参加費 300円(保険料込)
◎4月24日[月]10:00より電話にて申込み受付開始

・関連イベントおよび特別展示についてのお問い合わせ、お申込みはすべて吉祥寺美術館へ ・申込・問合せ 電話0422-22-0385(受付時間10:00~19:30)
ホームページ
https://www.musashino.or.jp/museum/1002006/1002008/1004708.html
会場住所
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
交通案内
JR中央線、京王井の頭線「吉祥寺駅」下車徒歩約3分。
美術館専用の駐車場はありません。
ホームページ
https://www.musashino.or.jp/museum/
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
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