豊田市美術館では作品の収集に際して、作家や作品に対する理解を深めるため、同一作家の時代や技法、表現が異なる複数点の作品をコレクションし、一人の作家の活動をいろいろな角度から紹介できるよう心がけています。今年度も購入19件に加え79件の寄贈により、収蔵作家の理解をさらに深め、展示の多様性を広げる作品を多数収蔵いたしました。
新収蔵品展では新たに収蔵した作品の中から、若林奮の立体作品《水没の振動尺》や櫃田伸也の晩年の特徴を凝縮した油彩《箱》、一コレクターが愛した加納光於の初期から近年までの様々な版画、池田知嘉子の日本画、地元ゆかりの原健や山村國晶の絵画ほか約40点を紹介するものです。
同時開催のコレクション展「小さきもの-宇宙/猫」にも新収蔵品が複数展示されます。ぜひあわせてご覧ください。