タイトル等
こころを観る 時代を観る
― 中井久夫さんを偲んで ―
会場
ギャラリー島田B1F ・ 1F
会期
2023-03-04~2023-03-29
休催日
3月7日(火)、17日(金)休廊
開催時間
11:00~18:00
*最終日は16:00まで
協賛・協力等
【協力】 (敬称略)
中井玲子
中井久美子
中島俊郎 (甲南大学名誉教授)
井上裕美
山口穂波

人文書院
みすず書房
甲南大学人間科学研究所
神戸新聞社
概要
こころの人 観察の人

精神科医として統合失調症治療の分野で大きな業績を残した中井久夫さん。1995年の阪神・淡路大震災時には被災者の心のケアに尽力し、その取り組みが災害時における心のケアの必要性を広く認識させるきっかけとなりました。
同じく震災直後に、ギャラリー島田・島田誠(当時、海文堂書店代表)は「アート・エイド・神戸実行委員会」を立ち上げ、文化復興活動に取り組みました。
1997年におこなわれた島田との対談は中井久夫さんの著作『戦争と平和 ある観察』(人文書院、2015年)に収められましたが、その「増補新装版」の出版が準備されていたさなかの昨年8月8日、中井久夫さんは逝去されました。
『戦争と平和 ある観察』では自身の戦争体験にも基づきながら、「人類史以来の人災」たる戦争をめぐって、また平和実現のための条件をめぐって、透徹した分析が加えられています。そして島田誠との対談「大震災・きのう・きょう 助け合いの記憶は『含み資産』」では、震災直後の神戸に出現した「共同体感情」について、歴史的見地から深い洞察が語られます。
本展では『戦争と平和 ある観察』のご紹介を中心に、ご家族をはじめ、親交の深かった皆さんが所蔵されている貴重なお手紙や自筆原稿等を展示します。類まれなる臨床家にして理論家、卓越したエッセイストでありまたヴァレリーやカヴァフィスらの詩の翻訳者―中井久夫さんについて改めて多くの方に知っていただくとともに、追悼の場となることを願っています。
イベント情報
<関連企画> 1F trois にて同時開催
ギャラリー島田コレクション展「となりのココロ」
ホームページ
http://www.gallery-shimada.com/cn1/2023-02-22.html
会場住所
〒650-0003
兵庫県神戸市中央区山本通2-4-24 リランズゲートB1F
交通案内
三宮より徒歩15分。
異入館へと続く北野坂を上ると、山手幹線との交差点で横断歩道を渡り、左(西)へ曲がる。
山手幹線沿いをそのまま行くと通り沿い右手に西村珈琲のお店がある。そこを右(北)へと曲がるとハンター坂。
ハンター坂を5分ほど上がると右手に松竹タクシーの事務所があり、その真向かいの通り左手に安藤忠雄建築のコンクリートの建物があります。
その地下1Fがギャラリー島田です。
ホームページ
https://www.gallery-shimada.com
兵庫県神戸市中央区山本通2-4-24 リランズゲートB1F
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