早朝のすがすがしい空気の中で、原始蓮や清月蓮など開花したばかりの蓮が観賞できます。
※今年は、ザリガニの害により生育が著しく悪いため、花の数があまり期待できません。
三溪園の蓮について:
蓮は、創設者 原 三溪が最も愛した花。生前には見ごろの時期に親しい人を招いて蓮見の茶会がよく催されました。当園所蔵の美術品中にも三溪自らが描いた蓮の絵が多く見られ、その思い入れぶりがうかがえます。また、三溪は昭和14年8月にその生涯を閉じましたが、葬儀には一切の供花・供物をかたく辞退し、その最期を飾ったのは園内から切り取った数本の蓮でした。
こうした蓮の花を身近に見る機会は今ではあまりなくなってしまいました。三溪園では、より多くの方に蓮の花に親しんでいただくため、昭和50年から毎年早朝観蓮会を催しています。