東京画廊+BTAPでは2月25日(土)より、Ayako Someya個展『呼吸するように』を開催いたします。
Ayako Someyaは1981年東京都生まれ。聖徳大学人文学部英米文化学科を卒業後、2007年より古典の書を学びました。2014年にニューヨークのhpgrp Gallery で行われた『ZERO ART Japanese Artist Group Exhibition』に参加後、井上有一のカタログレゾネの仕事に携わったことをきっかけに、書をアートとして観ることを学び、本格的に作品制作に取り組みます。2018年に書家・現代アーティストの山本尚志氏が主催する『ART SHODO TOKYO 2018』(三鷹、東京)に出品。東京画廊+BTAPでは、2021年に開催した坂巻裕一、北田朋子との三人展『書をアートへ』に参加しました。本展はSomeyaにとって弊ギャラリーでの初めての個展となります。
Someyaは地域性を排除した元素記号を用い、絵画的な表現を達成しています。本展の作品は「空気」をテーマに、地表付近の大気を構成する分子に注目するものです。面に広がる墨の滲みと余白の構成は、呼吸するような感覚を目覚めさせることでしょう。現代の社会が落ち着いた生活を取り戻せるようにというアーティストの願いがここに込められています。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。