浜田市世界こども美術館で開催した『アートパズル展』(2019年)と『つみき展』(2020年)は、“子ども達の創造力を育むあそび“の展覧会シリーズとして高い評価をいただきました。
今回、この2つの展覧会を、再び皆さまにお届けします!
本展では、子ども達のあそびのツールとして親しまれている【つみき】と【パズル】の2つの世界をお楽しみいただけます。
【つみき】の部屋では、造形デザイナー・高橋綾さんのデザイン性の高い作品群を紹介。光と色にあふれる、触って楽しめる体験型の作品です。ライトテーブルの上に置かれた約4000個のビー玉を使って、並べたり、模様を描いたり、積み上げたりしてあそぶことができる作品や、万年カレンダーのつみきなど、ユニークな作品が並びます。
【パズル】の部屋は、テセレーションデザイナー・中村誠さんの《パニック動物園》を体験できます。この作品は、「檻から逃げ出した動物達を捕まえて、檻に戻そう」というテーマのパズルで、コアラやペンギンなどの動物の形をしたピースを集め、檻(枠)の中にうまくはめ込んでいくものです。
その他、日本国内・世界各国の多種多様な【つみき】と【パズル】を体験できるコーナーや、当館収蔵の世界の児童画も紹介します。児童画の中に登場する建物がつみきに変身しているコーナーもあり、マッチングゲームを楽しんだり、自由に組み合わせて建物をつくったりしてください。
重ねる、並べる、崩す、組み合わせる、といった作業は子ども達のみならず、大人にも楽しめ、思考力、観察力、集中力などの様々な能力の伸長に効果があるといわれています。この機会に、【つみき】と【パズル】2つの世界をご堪能ください。