「光陰」とは光と影であり、古代から現代まで流れている歳月であり、景色でもあります。
本展は、ないじぇる芸術共創ラボに参加しているアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の二名が、様々な分野の研究者とともに日本の古典籍を紐解き、対話することを通して生まれた新たな作品世界を公開します。
漆芸と油絵、遊びと闇、風景と物語、自然と人間、古典と現代──本来ならば異質な要素を、書物・文学・芸術が交差する空間において共有するとき、そこには古典文化と芸術との交響によって無限の可能性が生まれるはずです。二人のアーティストが読み解いた古典の時間と空間、そして、その表現の根底にある古典文化のポテンシャルをご堪能いただけると幸いです。