ジョン・レノン・ミュージアム(埼玉県さいたま市、館長・水沢順一)では、7月21日(水)より11月29日(月)まで、ジョンの1冊目のパスポート(1960年~1967年の使用分 「1960年8月15日発行」)の全てのページを世界初公開します。
船しか使えないミュージシャンの卵が、わずか数年の間に飛行機を使うようになり、タヒチへバカンスに出かけるようになる。このパスポートは、ジョン・レノンというひとりの青年の渡航記録であるばかりでなく、ビートルズの成長と世界制覇の記録でもあります。
ジョン・レノンは、40年の短い生涯の中で3冊のパスポートを使用していました。
1冊目‥‥1960年~1967年のレコードデビューする前のハンブルグ時代からビートルズとして世界各地へ遠征した時期
2冊目‥‥1967年~ ビートルズの後期から解散、そしてオノ・ヨーコと歩んだ時期(1971年にアメリカに移住)
3冊目‥‥1976年~ ハウスハズバンド(主夫)としてニューヨークにて生活していた時期
今回は、1冊目の全てを公開し、メンバーが強制送還されたハンブルグ時代から世界中を駆け抜けた1966年8月までジョンの足跡をパスポートから読みとりながら、関連するエピソードを交えて解説します。
また、今後、オノ・ヨーコ氏の承諾のもと2冊目、3冊目を紹介する予定です。