昭和22年(1947)の開館以来、当館には個人や個展を開催した作家からの寄贈によって、幅広いジャンルのコレクションが形成されてきました。個人からの寄贈作品には、独自の視点で蒐集した東洋の陶磁器、浮世絵、日本画、洋画などの作品群も多く含まれています。また、当館で個展を開催した棟方志功、中川一政、伊藤髟耳、中林忠良など多くの作家たちからも貴重な作品を寄贈していただき、所蔵作品はいっそう充実したものになっています。
本展では、開館75周年を記念し、当館の展覧会活動にご協力していただいた作家たちからの寄贈作品や、個人が蒐集し寄贈していただいたコレクションより、展示の機会の少ない作品を含めて、書跡・絵画・版画・工芸・彫刻の現代作品をご紹介します。寄贈者たちの善意の贈り物をお楽しみ下さい。