彫刻家 はしもとみおは、幼少期~10代を尼崎で過ごしました。1995年、15歳の時に阪神淡路大震災に遭ったことをきっかけに、「失われてしまったいのちは取り戻すことはできないけれど、動物たちが生きた証をずっと残しておくことはできる」と彫刻家を志しました。はしもとみおが生み出す作品は、木の型取りではなくいのちの表現です。
今回は、いきものたちが暮らす様子をイメージしながら彫刻作品を展示し、楽しい物語を展開します。また作品とあわせて、はしもとみおが尼崎で過ごしたときのエピソードもお伝えします。これまでもこれからも、いのちと向き合いながら、たくさんの人に「かわらない」風景を届けるはしもとみおの世界を感じていただければ幸いです。
自然のなかに、まちのなかにいるいきものたちと語りあいに、そして、その美しさを発見しにきてください。また本展では、尼崎で暮らすいきものの写真募集・展示、彫刻作品のスケッチコーナーも設けています。みなさん、いきものたちといっしょに楽しい展覧会をつくりましょう!