rain, water, life
雨の滴を集めよう/瓶の水はきらきらと輝く/空へかえるその時まで
人という容れ物には日々さまざまなものが取り込まれ、排出されていきます。最期を迎える時まで人はその営みを当たり前のように繰り返すのです。容れ物の形は同じように見えて同じものはなく、また、今日の私と明日の私も絶えず変化しています。そのイメージを、器を満たす水に重ねて表現しました。
これまで染で制作をしてきましたが、今回は織の作品になりました。使うことなく溜まっていった生地や真綿を染めたもの、絞り染の試作品、食品宅配で毎週届くビニール袋など、身近な材料を切って織り込んでいます。