姫路市立美術館では、令和3年度の新収蔵作品を中心に展観する、コレクションギャラリー「新収蔵品を中心に」を、9月10日(土)~11月6日(日)の期間、開催します。入場は無料です。
このたびコレクションギャラリーでは、令和3年度新収蔵作品を中心に展観致します。
収蔵の中心となったのは郷土ゆかりの作品です。庭山耕園と朝見香城はともに姫路に生まれた日本画家ですが、耕園は大阪で、香城は名古屋で創作活動を行いました。生野町(現朝来市)出身の和田三造と、東京生まれだが姫路に移住し10代の少年時代を過ごした杉全直は郷土ゆかりの洋画家で、和田は具象、杉全はシュルレアリスムから抽象へと進んだ画家で、時代も方向性も異なります。しかし今回当館が収蔵したのは緞帳の原画です。二人の活動の幅の広さを物語る作品と言えましょう。秋岡美帆は神戸市生まれの現代美術家ですが、2005年に当館で開催した自主企画展「自然のかなた」に出品するなど当館にかかわりのある作家といえます。
日本画から現代の表現まで、新しく当館の収蔵品に加わった、さまざまな傾向の作品をご鑑賞ください。