- タイトル等
開館20周年記念 特別企画
コレクションは文化のタイムカプセル
- 会場
- 佐野市立吉澤記念美術館
- 会期
- 2022-09-17~2022-12-18
2022年9月17日(土)⇒11月13日(日)〔前期展示/吉澤コレクションから見る江戸絵画〕
2022年11月19日(土)⇒12月18日(日)〔後期展示/吉澤コレクションから見る近代日本美術〕
○新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、予告なく会期の変更や開催中止、臨時休館となる場合がございます。最新情報につきましては当館ホームページ、またはお電話にてご確認くださいますようお願い申し上げます。
- 休催日
- 毎週月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日(9月20日、10月11日、11月4日、 11月24日)、展示替期間(11月14日~18日)
- 開催時間
- 午前9時30分~午後5時
- 観覧料
- 一般520円(470円)
( )内は20名以上の団体料金 ※大学生以下・障害者手帳等をお持ちの方とその介添者1名は観覧無料(学生証・障害者手帳をご提示ください) ※団体以外は予約不要。現金のみ。入場制限を行う場合がございます。
- 概要
佐野市立吉澤記念美術館は2002年6月に開館し、本年開館20周年を迎えました。これを記念して、当館の活動の核をなす吉澤コレクションを見つめ直し、このコレクションをはぐくんんだ佐野の文化的豊かさを紹介する展覧会を開催します。
前期では、コレクションの出発点となった江戸時代後期の吉澤松堂と高久靄厓(近世下野を代表する南画家)との交流に改めて注目し、作品と書簡5通などの資料を紹介します。また高久隆古・山本琹谷ら、靄厓の次世代との交流を示す作品・資料により、「関東南画の庭」たる両毛地域における画家たちの活動の実情を紹介します。あわせて、当館で最も有名な伊藤若冲《菜蟲譜》を展示し、「若冲ブーム」と共に歩んだ20年を振り返ります。
後期では、吉澤象水・慎堂・晃南による明治から昭和初期の収集活動に注目します。江戸期以来の画家と受容者たちとのネットワークを通じた収集活動から、近代的な美術市場での収集へと移行し、対象となる作品も変化し広がった様子をご覧いただきます。
さらに、前期・後期を通じて、人見伝蔵・丸山瓦全・篠崎源三ら、栃木県内の研究者たちと吉澤家との関係を示す作品・資料を中心に、当地において美術史の一角が編まれた様子を示します。特に、足利の考古学者で天明鋳物研究の基礎を築いた丸山瓦全は、幼少期を葛生(佐野市)の吉澤家で過ごしています。
江戸/東京から比較的近い佐野で美術を楽しんだ人々は、主体性を持った受容者であり、美術の歴史の一端を担った存在です。本展では吉澤コレクションと当地域の作品・資料群を読み解くことで、佐野の文化力の高さを知り、江戸~近代の日本美術の足跡をたどります。さあ一緒にこのタイムカプセルを開けてみましょう!
- イベント情報
- 参加の際はマスクの着用をお願いいたします。また流行状況により中止・開催方法が変更になる場合があります。当館HP等でご確認ください。
1)陶芸体験教室「器に描く若冲」
講師:迎泰夫氏(陶芸家)
日時:10月1日(土) 午後1時~午後4時
会場:地域交流センター(美術館内)
定員:15名(要事前申込、低学年は保護者同伴)
参加費:3,000円 持ち物:筆記具・色鉛筆
2)展覧会のみどころトーク
「タイムカプセルとしての吉澤コレクション」
講師:当館学芸員
日時:10月15日(土) 午後2時~3時
場所:地域交流センター(美術館内)
※無料、当日先着順(15名)
3)作品鑑賞会 ~当館学芸員とご一緒に~
日時:9月17日(土)、11月3日(木・祝)、11月19日(土)、12月3日(土)
各日午後2時~ (40分程度)
場所:美術館展示室(エントランス集合)
- 展示替え情報
- 展示替期間(11月14日~18日)
- ホームページ
- https://www.city.sano.lg.jp/sp/yoshizawakinembijutsukan/2/1_3/19710.html