エミール・ノルデ(1867―1956)は、20世紀前半に活躍したドイツ表現主義の巨匠です。
本展ではノルデ美術館のコレクションから、水彩画、版画121点を「風景」「人物」「ダンス」「花」「幻想」「描かれざる絵」の6つのテーマにそって紹介します。
特に「描かれざる絵」は、第二次世界大戦中、ナチスに制作を禁止されていた時期の孤独な探求の軌跡をしるす貴重な作品群です。
日本では23年ぶりのノルデの回顧展。
油彩以上に水彩画によって色彩の表現力を追及した、ノルデの本質に接することができるまたとない機会となるでしょう。
【関連企画】
◆美術講座①「ドイツ表現主義入門ーもうひとつの美術史ー」
濱本 聰(下関市立美術館館長補佐) 7月18日(日)午後2時~/講堂(聴講無料)
◆美術講座②「ノルデとその時代ー危機の中の芸術ー」
斎藤郁夫(山口県立美術館学芸課長) 8月1日(日)午後2時~/講堂(聴講無料)
◆学芸員によるギャラリートーク
7月24日(土)午後2時~ 2階展示室
◆ギャラリーコンサート マリオ・カローリフルートリサイタル
演奏:マリオ・カローリ/フルート 藤田朗子/ピアノ
8月22日(日)午後2時~/光庭
入場無料(ただし、2階で聴く場合は観覧券をお求めください)