- タイトル等
大阪中之島美術館 国立国際美術館 共同企画
すべて未知の世界へ ― GUTAI 分化と統合
すべて未知の世界への果敢な前進を具体美術は高く尊重する。「具体美術宣言」吉原治良
- 会場
- 国立国際美術館
地下2階展示室
- 会期
- 2022-10-22~2023-01-09
*会期・開場時間などが変更になる場合があります。詳細情報は各館公式ホームページなどでご確認ください。
- 休催日
- 月曜日(ただし、1月9日[月・祝]は両館開館/1月2日[月・休]は大阪中之島美術館のみ開館) *大阪中之島美術館は12月31日[土]、1月1日[日・祝] 休館 *国立国際美術館は12月28日[水]-1月3日[火]休館
- 開催時間
- 10:00~17:00
*国立国際美術館は金曜・土曜 20:00まで (入場は閉場の30分前まで)
- 観覧料
- 大阪中之島美術館 国立国際美術館 2館共通券 2,500円
大阪中之島美術館 一般 1,400円(1,200円) 大学生 1,100円(900円) 高校生以下・18歳未満(要証明) 無料
国立国際美術館 一般 1,200円(1,000円) 大学生 700円(600円) 高校生以下・18歳未満(要証明) 無料
( )内は20名以上の団体料金
国立国際美術館 夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の17:00-20:00)
*大阪中之島美術館で団体鑑賞をご希望の場合は、事前に大阪中之島美術館公式ホームページから、団体受付フォームにてお問い合わせください。
*心身に障がいのある方とその付添者1名について、大阪中之島美術館は半額、国立国際美術館は無料(いずれも要証明)
*本展は、65歳以上の方も一般料金が必要です。
- 主催者
- 大阪中之島美術館、国立国際美術館、朝日新聞社、MBSテレビ
- 協賛・協力等
- 協賛|竹中工務店
協力|公益財団法人ダイキン工業現代美術振興財団
助成|令和4年度文化庁優れた現代美術の国際発信促進事業、公益財団法人 花王芸術・科学財団、一般財団法人 安藤忠雄文化財団
特別協力|芦屋市立美術博物館、兵庫県立美術館
- 概要
具体美術協会(具体)は、1954年、兵庫県の芦屋で結成された美術家集団です。画家の吉原治良(1905-72)を中核に据えたこの集団は、絵画をはじめとする多様な造形実践をとおして、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示」しようとしました。吉原による指導のもと、会員たちがそれぞれの独創を模索した18年の軌跡は、いまや国内外で大きな注目を集め、戦後日本美術のひとつの原点として、なかば神話化されるに至っています。
本展覧会は、そんな具体の歩みを、「分化」と「統合」という二つの視点からとらえなおす試みです。誰の真似にも陥らず、互いに異質であろうとしながら、あくまで一個の集団としてまとまろうとするその姿勢は、吉原の考える美術のあるべき姿、つまり「人間精神と物質とが対立したまま、握手」している状態とも、重なりあうものだと言えるでしょう。
大阪中之島美術館と国立国際美術館、二会場によって構成される本展覧会は、具体の活動拠点である「グタイピナコテカ」が建設された地、大阪の中之島で開催される初の大規模な具体展です。
大阪中之島美術館で具体を「分化」させ、それぞれの独創の内実に迫りつつ、国立国際美術館では具体を「統合」し、集団全体の、うねりを伴う模索の軌跡を追う。それによってめざすのは、新しい具体の姿を提示することにほかなりません。解散後50年となる2022年、「すべて未知の世界へ」と突き進んでいった彼ら/彼女らのあゆみをご覧ください。
統合 |国立国際美術館|
具体は、少なくともその出発点においては、「画家」集団でした。時代が下るにつれ多様化していく造形実践の数々も、もとをたどれば、絵画という規範からの自由をめざした結果と言えます。問題は、絵画らしさをいかに解体し再構築したか、です。絵画「らしさ」をどう捉えているのか、また、それを解体してなお絵を描こうとするのか否かで、導き出される新しさはおのずと変わってくるでしょう。国立国際美術館では、マクロな視点に立って具体のあゆみを眺め、さまざまに展開される問いなおしの作業に、いくつかの傾向を見出そうと試みます。必ずしも一枚岩でないこの集団の、内なる差異をあぶりだし、そのうえで「統合」してみせることが主な目的です。
- イベント情報
- シンポジウム、講演会、ギャラリートーク等の開催を予定しています。詳細は決まり次第、大阪中之島美術館と国立国際美術館、各館公式ホームページなどでお知らせします。
◎大阪中之島美術館では、具体の空中展覧会、「イ ンターナショナル スカイ フェスティバル」の再現を行います(1960年発表当時の内容とは異なります)。詳細は決まり次第、大阪中之島美術館公式ホームページなどでお知らせします。
- ホームページ
- https://www.nmao.go.jp/events/event/gutai_2022_nakanoshima/
- 展覧会問合せ先
- TEL:06-6447-4680(代)