- タイトル等
開館25周年記念 全館コレクション展
これらの時間についての夢展
25年の軌跡、そしてこれから
- 会場
- 宇都宮美術館
- 会期
- 2022-09-25~2023-01-15
本展および関連イベントにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のために、中止もしくは延期など変更になる可能性があります。
- 休催日
- 毎週月曜日・10月11日(火)・11月4日(金)・11月14日(月)~18日(金)・12月29日(木)~1月3日(火)・1月10日(火)
※10月10日(月・祝)と1月9日(月・祝)は開館
- 開催時間
- 午前9時30分~午後5時
[入館は午後4時30分まで]
- 観覧料
- 一般=1000(800)円、大学生・高校生=800(640)円、中学生・小学生=600(480)円
※( )は20名以上の団体料金 ◎身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。◎宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。◎毎月第3日曜日(10月16日、11月20日、12月18日、1月15日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族で来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生が半額、高校生以下は無料となります。
◎11月3日「文化の日」(宇都宮市民は無料)
事前申込制(時間指定)のお知らせ▶申込方法は、ホームページをご覧ください。
- 主催者
- 宇都宮美術館
- 概要
宇都宮美術館は、20世紀以降の美術・デザイン作品を中心に約6,800点の作品を収蔵しています。
例年3回コレクション展を開催し、様々な切口を設けて作品を展示し、その魅力を紹介しています。
本展は、開館25周年の記念事業として、1997年の開館から、現在に至るまで当館が収蔵した名品200点あまりを「時間」というテーマで、多角的に紹介します。
また、特別展示として、
大巻伸嗣、高橋銑、力石咲の現役アーティスト3名が本展のための新作を発表します。
本展覧会は、25周年を迎えた当館の歴史をまとめた年譜と共に、準備室時代の資料などを展示する空間から始まります。続く展示室Ⅰでは、残された資料を基に、1997年の第1回コレクション展の再現を行います。図鑑の1ページのように、作品を見るために純化されたホワイトキューブにおける再現展示は、さながら25年前へのタイムスリップとなることでしょう。
続いて来場者が目にするのは、「時間」という目に見えないものに色と形を与えることで、時計やカレンダーとなったデザイン作品です。風景画を中心としたコーナーでは、山並みなど不変的な光景を捉えた作品群が一堂に会します。さらに、本展は、世界が戦争の恐怖に包まれた1919-1943年の25年間に制作された日本とドイツの作品群を集めたコーナー、当館のコレクションの代表的な作家であるマルク・シャガールの生涯を追う特集へと続きます。
さて、上記の当館の歩みとコレクション作品の紹介が、当館の「これまで」であるとしたら、「これから」を見せるのは、3名の招聘アーティストの作品です。大巻伸嗣は、その代表作の1つ、岩絵具によって花々を描き出す作品『Echoes-Infinity』シリーズの新作を制作します。大巻はこのシリーズで、花柄や伝統的な文様を用いて、私たちの文化や記憶を鮮やかに描き出し、それらを見つめなおす空間を作り出してきました。今回、外光が差し込む吹き抜けのホールに現われる新作は、美術館のある森と調和し、美しく詩的な考察へと鑑賞者を誘います。髙橋銑は、美術作品の保存と活用のジレンマを鋭く提示し話題となった映像作品《二羽のウサギ》に加え、当館での下見から着想した写真の新作を手掛けます。力石咲は、これまでベンチ、建物、樹木などを色鮮やかな毛糸で編み包む作品を発表してきました。今回は、編む行為によってつなぐというテーマを深化させ、糸をほどく事に意味を持たせる新作を構想しています。彼/彼女たちの作品は、コレクションや宇都宮美術館の歴史に新たな視点をもたらし、鑑賞者を美術作品と時間をめぐる深い思索へと導くこととなるでしょう。
- イベント情報
- 講演会 「コレクションを魅せる!テーマ展の今日的な課題と可能性」
90年代以降隆盛しているコレクションを活用したテーマ展には、各美術館の個性を活かした創意工夫がたくさん詰まっています。
本講演会では、松岡剛(広島市現代美術館主任学芸員)氏を迎えて、同氏の手掛けた「美術館の七燈」展や国内外の事例を広くご紹介いただきます。
作品収集のエピソードと合わせて、本展覧会の歴史的な背景や位置づけを知るまたとない機会です。
講師 松岡剛 氏(広島市現代美術館主任学芸員) 聞き手 伊藤伸子(宇都宮美術館総務学芸課長)
日時:2022年10月15日(土) 午後2時~4時
会場:宇都宮美術館 講義室
講師:松岡剛 氏(広島市現代美術館主任学芸員)
1975年大阪府生まれ。1998年より、広島市現代美術館にて展覧会、作品収集、作品保存などの学芸業務に携わる。
近年、「赤瀬川原平の芸術原論展」(2014~15、千葉市美術館、大分市美術館との共同企画)、「殿敷侃:逆流の生まれるところ」(2017)、コレクション作品を中心とした開館30周年記念特別展「美術館の七橙」(2019)を担当。
現在は2023年3月のリニューアルに向けた準備を進めている。
[事前申込制]
①住所 ②氏名(複数の場合全員分) ③年齢 ④人数 ⑤電話番号 を明記し、下記のあて先までFAXあるいはハガキにてお申込ください。 ※10月1日(土)必着
お申込先 〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077 宇都宮美術館 これ夢展 イベント係 FAXの場合 FAX.028-643-0895
※定員80名。応募者多数の場合は抽選。当落にかかわらず美術館から連絡します。
担当学芸員による見どころガイド 日時:12月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土) 午後2時~3時 ※企画展チケットをお求めのうえ、受付前にお集まりください。
- ホームページ
- http://u-moa.jp/exhibition/exhibition2.html