躍動する、芹沢銈介の文字の世界。
令和4年度2つ目の展覧会では、芹沢銈介の仕事の中でも人気の高い「文字表現」に焦点を当てます。祖父や父の影響で若い頃から書を得意としていた芹沢は、30代から型染の道へ進み様々な題材を手がけました。その中で文字は大きな位置を占めており、のれん、着物、屏風などの代表作には、漢字やひらがなを取り上げたものが数多く見られます。躍動感あふれる芹沢健介の文字は、今も多くの人を魅了し続けています。
また芹沢が一翼を担った民藝運動でも、文字デザインを数多く手がけました。これにより芹沢の独特な文字表現が多くの人の目に触れることとなり、芹沢の文字は一般に広く知られるようになりました。
本展では芹沢の多彩な仕事のジャンルから、文字作品100点をとり上げてご紹介します。