今年で開館75年を迎えた本間美術館には、多くの篤志家からの寄贈や美術館活動における収集によって、貴重な江戸時代の絵画が収蔵されており、当館を代表するコレクションの一つとなっています。
本展は、開館75周年を記念し、当館のコレクションと庄内に伝わった江戸時代の絵画の名品をご紹介する企画展です。17世紀初頭から19世紀後半に至る約260年続いた江戸時代は、多くの個性的な画家が登場し多彩な絵画が生み出された、まさに百花繚乱ともいうべき華やかな時代でした。狩野探幽、尾形光琳、池大雅、伊藤若冲、円山応挙、長沢芦雪などの江戸時代を代表する巨匠たちをはじめ、白穏や仙厓などの高僧たち、小野通女や清原雪信などの女流画家たちの創造された美をお楽しみ下さい。