colors
20年ほど前に買っていた外国雑誌を廃棄する前にもう一度ページをめくってみた。
改めて見るとそのチープな印刷と、フランスならではの色合いがなんとも美しい。
これらを材料に作品を作ってみることを思いついた。
早速、思いのままに色と柄を切り抜き、それらをほとんど即興で再構成してみた。
そして無造作に抜かれた雑誌は、私の意識の外で素晴らしいコラージュになっていた。
towns
昨年、NISSHA財団から依頼を受けて大きな本を作ることになった。
そこで5年ほど前に制作した30枚のパーツで構成する「TOWNS」という作品を高い技術を使って実物大で印刷してみたいと思った。
一年をかけて街を題材にした長さ約16メートルの蛇腹の本が完成した。
tomo's
平日はほぼ毎日、決まった時間にアトリエに出かけて行き気の向くままに過ごしている。作品を作ったり、粘土をこねたり、アイデアを練ったり・・・
その時々に頭に浮かんだ題材は、つぎへ次へと形を変えていく。
私にとって制作することはパズルを解いているような感覚に近い。