現代アフリカ美術を代表するティンガティンガ・アートとジョージ・リランガの楽しい絵画を紹介します。ティンガティンガ・アートは、エドワルド・サイディ・ティンガティンガと彼の弟子たち(サイモン・ジョージ・ムパタ、カスパー・ヘンドリックテドなど)が中心となって、1960年代末から東アフリカ、タンザニアで始まり、その後アフリカの現在美術に多大な影響を与えました。ティンガティンガ・アートは野生動物や鳥そして人々の生き生きとした姿を独特のデフォルメと鮮やかな色使いで描くことを特徴としています。それから、タンザニア出身の画家ジョージ・リランガは、黒檀にシェターニ(精霊)彫る伝統的なマコンデ彫刻家でしたが、やがてティンガティンガ・アートに触発されたカラフルな色彩を駆使し、シェターニや人間のユーモラスな絵画を現在も描き続けています。高知県初公開の本展は、ティンガティンガ・アート(創始者ティンガティンガから現代の作家まで)とジョージ・リランガの作品約150点を紹介する明るく不思議な展覧会です。是非見にきてください。