松岡徹は、彫刻、絵画、ワークショップなど、特定の手法にとらわれない幅広い表現分野を縦断する制作活動により、国内外で活躍の場を広げている作家の一人です。立体作品を中心に幅広い表現技法を駆使し、精力的に創作活動を行う美術家・松岡徹の個展を11年ぶりに開催いたします。空想と妄想、想像と幻想が融合し合う、どこか魔訶不思議で懐かしさを感じさせてくれるユーモアたっぷりの作品が醸し出す「作品物語」が観る人を優しく包み込んでくれると同時に、どこかとぼけた味わい深い作品世界へと私たちを誘導してくれます。
本展は、松岡が約10年の間に掻き集めてきた奈義町をはじめ、度々訪れている県北での出会いや経験を通した印象や記憶をもとに、立体や絵画作品を制作し、ギャラリーなどの空間の中に展示していきます。夏のひと時、松岡のユーモア溢れる作品群を通して非日常的世界をお楽しみ下さい。