現代を代表する彫刻家・三沢厚彦(みさわあつひこ)(1961-)が2000年から手がけている代表的シリーズ「ANIMALS(アニマルズ)」。樟(クスノキ)を素材に様々な動物の姿を等身大に彫り出し油絵具で彩色を施した木彫は、圧倒的な存在感を放ち、幅広い鑑賞者の心を捉えてきました。そのモチーフは、イヌやネコといった身近な動物から、近年では麒麟やキメラといった空想上の生き物まで挑戦の域を広げ、写実とは異なる独特のリアリティを追求し続けています。本展では、代表作アニマルズを中心に、最新作を含む彫刻と絵画およそ100点を紹介します。同時開催するコレクション展では、三沢展開催期間中だけのコラボレーションをご覧いただけます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年本展は開催中止となりましたが、いよいよ2年越しでの開催となります。新潟県立近代美術館で展開する、魅力あふれる三沢厚彦の作品世界に、ぜひご期待ください。