“世界の恋人”、”永遠の妖精”として世界中の映画ファンに慕われたオードリー・ヘップバーン(1929-1993年)。93年に惜しまれつつ逝って10年を経た今でも、その人気は衰えることなく時代を超えて人々を魅了し続けています。
1929年にブリュッセルで生まれ、バレリーナを夢見た少女は、女優として世界中の人々から愛されるスターになり、彼女が映画の中で身につける洋服は世界の流行を生みました。常に世界中の女性からの憧れの的であり続けたオードリー。しかし、妻、また母として家族を愛し、ガーデニングや料理を愛する一人の女性としての顔ももっていました。晩年は、ユニセフ親善大使として世界中を飛び回り、貧困に苦しむ地域の惨状を訴え続けたことはよく知られています。
本展は、一人の女性としての美しい生き方をテーマに、“カプセル”と呼ばれる11の展示ブースによって構成されます。カプセル内には、今まで公開されなかったプライベートな資料、主演映画の資料をはじめとして、オードリーの人生を彩った500点を超える思い出の品々を展示、まさにオードリー・ヘップバーン回顧展の決定版といえましょう。