近年調査された遺跡の情報や最新発掘資料を展示しつつ、現在注目を集めるアウトドアの生活様式に着目し、土器や石器から見える過去の生活が現代にどのように伝わったのかを学べる、特設展示を行います。特設テントの作成には、佐賀県と連携協定を結ぶ株式会社スノーピークが協力し、アウトドアメーカーと考古学がコラボする貴重な展示となっています。
展示内容では特に、約十年ぶりの発掘調査が始まる「吉野ヶ里遺跡」や調査が進む弥生時代の大集落「土生遺跡」、近年発見された遺跡では最大規模の弥生時代の墓地である「七ヶ瀬遺跡」など、昨年から話題の絶えない佐賀の弥生時代を特集し、さらに展示室内に弥生時代の生活様式をモチーフとした特設テントを作成。現代のキャンプ用品(調理器具や鍋など)と弥生時代に使われた木器や土器・石器の再現品を並べて展示することで、当時の使用方法がわかりやすく学べます。