― 神奈川県内の美術館、博物館26館が所蔵する
日本の近代絵画の名品約100点を展覧する初の展覧会 ―
神奈川県内には、1951年に開館した日本で最初の公立近代美術館、神奈川県立近代美術館をはじめ、横浜美術館、川崎市岡本太郎美術館、平塚市美術館、茅ヶ崎市美術館、またポーラ美術館、彫刻の森美術館などの私立美術館、さらに中川一政美術館、鏑木清方美術館、棟方板画館といった作家の個人美術館など、約100の美術館、博物館が存在します。それらの美術館には、絵画を中心とした日本有数の近現代の作品が所蔵されています。
本展は、横浜関内に4月オープンする「横浜メディアビジネスセンター」を記念して開催するもので、通常各美術館、博物館に展示、所蔵される日本の近代絵画の名品100余点を一同に集め紹介する初の展覧会となります。
― 横山大観、今村紫紅、小林古径、鏑木清方、竹内栖鳳・・・・・・
岸田劉生、萬鉄五郎、村山槐多、岡本太郎など約70作家の作品を紹介
本展は、神奈川を舞台に活躍した近代の日本美術家たちの足跡を4つの章で構成します。
日本洋画誕生の地となった横浜、原三渓を中心に集まった日本美術院の画家たち、療養の地として画家たちが移り住んだ湘南、また横浜、鎌倉に居を移した画家たちなど、名画とともに神奈川を中心にした近代美術の流れを辿ります。
<出品作家>
第1章 横浜の開港と日本洋画の誕生
チャールズ・ワーグマン、五雲亭貞秀、五姓田芳柳、高橋由一、小林清親、ほか
第2章 岡倉天心と原三渓 ―日本美術院の画家たち
横山大観、下村観山、今村紫紅、安田靫彦、小林古径、前田青邨、ほか
第3章 湘南が育んだ美術
岸田劉生、萬鉄五郎、椿貞雄、小山敬三、鳥海青児、朝井閑右衛門、ほか
第4章 神奈川ゆかりの作家たち
村山槐多、岡本太郎、黒田清輝、鏑木清方、山口蓬春、中川一政、棟方志功ほか