石神の丘美術館の野外エリアは大規模な改修を行い、2020年9月〈花とアートの森〉としてリニューアルしました。当館開館の原動力となった「岩手町国際石彫シンポジウム(1973~2003年開催)」で制作された石彫作品にくわえ、この度のリニューアルでは、当地の自然や空間にあう、日本を代表する彫刻家の作品を新収蔵することが計画され、7点の作品、2点のデザイン遊具が設置されました。そのうち2点は西野康造のキネティックな作品です。
〈花とアートの森〉風の広場・空の広場に設置された作品は、吹く風を受けてゆったりと羽ばたくような動きを見せます。その時どきで異なる動きは、四季の自然、石神の丘の環境を視覚的に見せることにもつながっています。
このたびの企画展は、館内企画ギャラリーで、西野康造の新作を発表するものです。副題には、太古の翼竜の名がつけられました。野外エリアと企画ギャラリー、異なる空間の中で、作品との出会いをお楽しみください。