ようこそ、虎次郎の古代エジプトワールドへ!
ミイラや黄金マスクだけが古代エジプトじゃない!
洋画家・児島虎次郎が、実は古代エジプトの美術品を多く集めていたことはあまり知られていませんが、1900年代初頭に収集された虎次郎コレクションは世界的にも稀有な存在です。虎次郎はヨーロッパ留学中に古代エジプト芸術に触れ、その壮大さに心奪われました。自らエジプトの地にも赴き古美術品を精力的に収集、帰国後もそれらにインスピレーションを得た作品を数多く制作しました。本展では日記や作品を通して虎次郎の古代エジプトへの思いをたどるとともに、当時の芸術家ともいえる「職人たち」の観点から古代エジプトアートの謎に迫ります。多くはトランクに入るほどの小さな資料ですが、芸術家の眼で選ばれた、考古学的にも貴重なコレクションは、きっと古代エジプトアートの奥深い世界へ導いてくれるでしょう!