久留米市美術館は、休館中も石橋正二郎記念館を舞台に活動を続けてきました。
記念館では、正二郎の人と歩みの紹介や、彼にかかわる絵画作品の展示に加え、ワークショップや講座などさまざまなイベントをおこなう「ぺりかんくらぶ」も、いよいよ最終回です。
休館中ならではの楽しい時間を記念館でお過ごしください。
松田諦晶と古賀春江
松田諦晶は、青木繁や坂本繁二郎の師である森三美に学び、久留米で後進の育成に尽力しました。一方の古賀春江は、松田から絵の手ほどきを受け、日本の前衛美術の旗手として中央画壇で活躍。対照的な絵の道を歩んだ二人ですが、その友情は生涯変わることなく兄弟のようだったといいます。今回の展示では、二人の関係に注目しながら、松田の日記など正二郎との関わりを示す資料も展示します。