星野富弘の詩画を鑑賞する時、日常のさりげない営みに光を当てた作品に、私たちは共感します。その星野の詩に曲が付けられ、多くの方々に歌われ親しまれていることはご存じでしょうか。作曲家の新見徳秀さんやなかにしあかねさん、シンガーソングライターの岩淵まことさん他、たくさんの方々が曲を付けています。高雅な甘い香りが漂ってきそうな曲。思わず口ずさんでしまう曲。富弘さんの優しい詩の世界が音楽と合体した時、日常の細部の輝きはより一層の輝きを増し、私たちの心を癒してくれます。
特別展「花びらを調べにのせて」では、作品とともに楽譜を紹介します。曲を聴きながら作品を鑑賞していただき、新たな感動を味わっていただきたいと思います。ぜひ、ご覧ください。