日本では、『枕草子』や『竹取物語』で記述されているように、古くから小さいものを愛らしく可愛いと思う風土がありました。近年では土偶などの縄文時代の遺物が“カワイイ”と注目されているほか、明治モダン・大正ロマン・昭和レトロなどの言葉があるように、少し昔の古いものの可愛らしさも人気があります。ヨーロッパでは19世紀後半から20世紀初頭にかけて日本の造形意匠を取り入れた「ジャポニスム」がおこりましたが、現代では海外でも「Kawaii」や「Cawaii」という言葉がそのまま“カワイイ”という意味で使われています。
「ひたちのカワイイもの展」は、美術・歴史・自然などの分野を横断して“カワイイ”をテーマにした展示を行います。
博物館に眠っていた“カワイイ”ものたちから、お気に入りの作品を見つけてください。