企画展「夢二生家 ふるさとの春」では夢二の少年時代が偲ばれる母子像を描いた《子守唄》を特別展示いたします。3月1日からの「桃の節句」では地元に伝わる軸雛や段飾りのひな人形、4月5日からの「端午の節句」では鯉のぼりや張子の虎を飾り、五節句を大切にした夢二に倣ってこどもたちの健やかな成長を祈願します。
竹久夢二が生まれ16歳までを過ごした築約250年の茅葺屋根の「夢二生家記念館」では夢二のこども時代の部屋を公開し、また蔵を改装した展示室では夢二のふるさとをテーマに、季節に合わせて当館所蔵の夢二の肉筆作品をご覧いただけます。
夢二自ら設計したアトリエ兼住居を復元した「少年山荘」では人生、デザイン、音楽をテーマにセノオ楽譜をその楽曲を聴きながら鑑賞したり、「婦人グラフ」などデザイナーとしての夢二の作品や、夢二の人となりを写真や遺品を通してご覧いただけ、夢二デザインの消しゴムはんこを使ったトートバッグ作りなどの体験コーナーもお楽しみいただけます。
夢二のふるさとで夢二芸術の原点をご体感いただき滞在をお楽しみください。岡山市中区の本館とともに周遊していただくのがおすすめです。
桃の節句
3月1日(火)~4月3日(日)
五節句を大切にしていた夢二。夢二生家記念館では桃の節句を祝い立雛を描いた《少年山荘図》を特別展示するほか、段飾りのひな人形や地元に伝わる軸雛を飾り、皆様のお越しをお待ちしております。
※「新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置」期間中は平日を休館、土・日・祝日を開館しています。
端午の節句
4月5日(火)~5月5日(木・祝)
こどもの健やかな成長を願う「端午の節句」を開催いたします。少年時代の夢二を彷彿とさせる《日本男児》を特別展示するほか、庭には鯉のぼり、室内では張子の虎を飾り、昔ながらの室礼でお手玉や独楽など懐かしい昔遊びをお楽しみいただけます。夢二の生まれ育った家で日本家屋のぬくもりある懐かしくゆったりとした時間をお過ごしください。