春の訪れとともに桜が一斉に開花する季節に、出羽桜美術館では「桜の美展」を開催いたします。絢爛と咲き誇る美しさと潔く散る様の寂しさを合わせ持ち、日本人の美意識と響き合う桜花は、古来より文学や美術にも取り入れられ、身辺の品々に文様として描かれるようになりました。
出羽桜美術館ではその名のとおり桜を愛し、桜をモチーフにした美術工芸品をコレクションしております。
今展では、屏風や柿右衛門様式色絵桜文瓶、古九谷桜文皿、蒔絵螺鈿三段重等およそ60点の作品を展示いたします。
また、一つ一つが表情豊かな『つるし飾り』も数多く展示し、華やかさを添えています。桜が満開となる美術館でお花見をお楽しみください。