大塚国際美術館の陶板画作品制作でも知られる大塚オーミ陶業が、俵屋宗達の《風神雷神図屏風》(国宝)と尾形光琳の《風神雷神図屏風》(重文)を再現しました。文化財を保護しながら多くの人々へその価値を伝えるために専門家の監修を受けながら再現し、日本画の顔料の質感、金箔の箔足(はくあし)の雰囲気など、日本画における繊細なタッチを焼きもので忠実に原寸大で再現しています。俵屋宗達の風神雷神は、「北野天神縁起絵巻」の清涼殿落雷の場面から神々の姿を引用し、尾形光琳が宗達の作品を模写しました。
平山郁夫美術館の開館25周年を記念して、日本を代表する名品の陶板2点を同時に展示するとともに、広島大学の荒見教授による「風神雷神が来た道」についても紹介していきます。