三溪記念館では、原三溪やゆかりの絵画・工芸品、園内にある重要文化財建造物・臨春閣の障壁画などの所蔵品を、定期的に展示替えを行いながら紹介しています。
今回は、新年元日からの展示にあわせ、正月らしさを感じていただける作品を展示します。見どころは、臨春閣の障壁画のコーナーの日本画家・中島清之筆の「鶴図」。替え襖として描かれた現代の日本画で、11面の障壁画いっぱいに鶴が飛翔する画面は迫力ある豪華なものです。
また、三溪が厚く支援した下村観山による「老松」もおすすめ。大画面に墨だけを使い、松とコウモリを一気呵成に描いた絵は存在感たっぷりです。