この度、東京画廊+BTAPでは、池坊由紀氏による「花をアートへ」展を開催いたします。
弊ギャラリーはこれまで、「現代における表現」をテーマに、日本の近代以前から継承される書や陶の展覧会を企画・開催して参りました。本展では、2002年の花人・岡田幸三氏の展覧会に続き、「花の表現」を取り上げます。
2002年の展覧会では、岡田氏がいけばなの最も古い形式である立花を展示しました。本展では池坊由紀氏による、枯れた枝木を用いたいけばなを展示する予定です。
戦後、広範な芸術分野に広がった「前衛運動」は、書や陶芸などにも及びました。いけばなにおいても「前衛いけばな運動」が起きました。
本展が戦後芸術の自由闊達なあり方を見直し、さまざまな表現の交流を促す契機になることを願っております。