若手作家と当館学芸員が共同企画する展覧会シリーズ。
西澤諭志は、カメラを用いて個人の身近な生活を記録し、そこに浸食し写り込む社会的、経済的な側面へと意識を向けた写真作品や映像作品を制作してきました。2018年からは、日常的な風景に遺された記念的造形物(モニュメント)に眼を向け、第二次世界大戦の遺構や展示・観光施設、復興後の被災地等のモチーフにも取り組んでいます。
今展では、これまでの主題に加え、日常に溶け込んだ行動変容や眼に見えない制約が垣間見える2019年以降の風景の記録を再編集し発表します。
※クリテリオムは、ラテン語で「基準」を意味し、若手作家の新作を中心に紹介する企画展です。