呉市立美術館は開館以来、地域ゆかりの作家をはじめ、国内外の優れた作品を幅広く収集してきました。この展覧会では、近年新しく収蔵した作品や、寄託を受けた作品を中心に、関連のある旧蔵品を交えてご紹介します。
令和2年度以降、郷土の日本画家・手島呉東(1863-1936)をはじめ、現代日本絵画を代表する洋画家・野見山暁治(1920- )、白磁を追求した陶芸家・冨士原恒宣(1939- )の優品がコレクションに加わったほか、呉市出身の洋画家ミネ・クレイン(1917-92)の大作が新たな寄託品となりました。
また、平成27年度にご寄贈いただいた故・斎藤芳克氏(呉市)のコレクションから、高橋秀(1930- )、ベルナール・ビュフェ(1928-99)、さらにはこのたび修復を終えたジョルジュ・ルオー(1871-1958)の版画集『ミセレーレ』16点を初めてお披露目します。
新しく仲間入りした当館のコレクションを通じて、様々なジャンルの個性豊かな表現をお楽しみください。