タイトル等
ふたつの東海道五十三次
山下清と葛飾北斎
会場
城西大学水田美術館
2階ギャラリー1、2
会期
2022-01-11~2022-02-10
※当館へのご来館は事前予約制となります。詳しくはHPをご覧いただくか、お電話にてお問合せください。(049-271-7327)
※今後の新型コロナウイルスの状況により、展覧会及びイベントの変更等の対応を取る場合もございます。予めご了承下さい。
休催日
土曜日、日曜日、1月14日(金)、2月3日(木)~4日(金)(本学一般入試のため)
ただし、1月22日(土)は関連企画開催のため開館
開催時間
午前9時30分~午後4時30分
観覧料
無料
主催者
城西大学水田美術館
協賛・協力等
特別協力=中右 瑛(国際浮世絵学会常任理事) 山下 浩(山下清作品管理事務所代表)
企画協力=ステップ・イースト
概要
この度、城西大学水田美術館におきまして「ふたつの東海道五十三次-山下清と葛飾北斎-」を開催する運びとなりました。
「東海道五十三次」とは、江戸時代に整備された五街道の一つとなる東海道の五十三の宿場を指します。享和2年(1802)に戯作者十返舎一九(じっぺんしゃいっく)により刊行された『浮世道中膝栗毛』は、主人公となる弥次喜多二人の東海道旅行での愚行・失敗を面白可笑しく描いた物語で、当時の旅行ブームとあいまって大いに好評を得て、その後も文政5年(1822)に完結を迎えるまで続編が出るほどの人気作となりました。以降、東海道を題材とした「東海道もの」は流行し、現代まで定着していくコンテンツであり続けています。本展では、江戸と現代、二つの時代に登場した「東海道五十三次」をテーマとした作品をご覧頂きます。

『浮世道中膝栗毛』から程なくして、世の時流を描く浮世絵においても「東海道」を取り扱った作例が数多く生み出されます。浮世絵で言えば、歌川広重(1797~1858)が天保4年(1833)に制作した出世作《東海道五拾三次之内》(保永堂版)が思い起こされますが、葛飾北斎(1760~1849)はこれより30年程前に、七種の「東海道五十三次」シリーズを発表しています。本展では、そのうちのひとつ、文化年間(1804~18)頃出版の《東海道五十三次・絵本驛路鈴(えほんえきみちのすず)》を、日本有数の浮世絵コレクター中右瑛氏のコレクションよりご紹介します。
そして、北斎からおよそ167年後、「放浪の画家」として知られる山下清も《東海道五十三次》を制作していました。山下清(1922~71)は、大正に生まれ、49歳でその生涯を閉じるまで、戦前・戦後、高度経済成長期という、激動の昭和期を駆け抜けた画家です。心の赴くままに旅をし、そこで出会った風景や人々を貼絵に表現した作品は、多くの人々の記憶に残っています。本展では、山下が晩年ライフワークとしていたものの、病のために最後の貼絵まで完成することが叶わなかった遺作《東海道五十三次》の版画を展示いたします。

気軽に旅行をするには憚られる世情ではありますが、本展を通して、葛飾北斎と山下清、江戸と現代の二人の画家が描いた「東海道五十三次」の世界を巡り、少しでも旅の気分を味わっていただけましたら幸いです。
イベント情報
●講演会
2022年1月22日(土)午後1時~午後3時
演 題:「山下清-画家、そして叔父」
講 師:山下 浩(山下清作品管理事務所代表、山下清の甥)
会 場:城西大学水田三喜男記念館 講堂(定員50名)

*参加無料/要申込
*参加人数は1組3名様までとなります。
*参加希望の方は、参加者氏名/参加人数/連絡先(複数の場合は代表者様の連絡先)/参加者の住所(市区町村まで)を、下記いずれかの方法により、事前にお申し込みください。

①メール[email protected] ②電話=049-271-7327
③FAX=049-271-7342 ④予約フォームからのお申し込み

*講演会会場と展示会場は建物が異なるため、当日展示もご覧になる方は、下記時間帯より来館のご予約時間も併せてお知らせ下さい。
来館時間=9:30~/10:30~/11:30~/15:30~

●当館学芸員による展覧会みどころ解説
本展の見どころを、学芸員がスライドによる画像で紹介します。
2022年1月28日(金)午後2時~(約30分)
会 場:水田美術館1階多目的スペース
定 員:10名(申込先着順)
申 込:不要 ※事前の来館予約は必要です。

*来館予約は、来館時間 午後1時30分~をお願いいたします。
*当日展示も鑑賞する際は、スライドトーク開催前(午後1時30分~午後2時)にご鑑賞頂くか、開催後にご鑑賞下さい。開催後の場合は、来館時間 午後2時30分~の予約もお願いいたします。

※講演会は録画をし、後日美術館Youtubeにて配信いたします。
※アップロードのお知らせは当館ホームページ、Twitterでお知らせいたします。
ホームページ
https://www.josai.ac.jp/~museum/evevt_info/index_2021_10.html
会場住所
〒350-0295
埼玉県坂戸市けやき台1-1
交通案内
■電車の場合
東武東上線坂戸駅乗換えで東武越生線川角(かわかど)駅下車、踏切を渡り徒歩10分
■お車の場合
1.関越自動車道鶴ヶ島インター下車、鶴ヶ島方向に進み国道407号線を直進
2.「脚折四丁目」交差点で右折し、右に狩野動物病院の看板がある交差点で右折
3.一本松交差点を毛呂山方面に直進
4.橋(万年橋)を渡り、「明海大学病院」の看板のある交差点を左折し直進、踏切を渡り坂道を上る(約20分)
ホームページ
http://www.josai.ac.jp/~museum/index.html
埼玉県坂戸市けやき台1-1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索