亀井昭伍(カメイ株式会社・相談役)の蝶切手コレクションより、アフリカの国々から発行された切手・絵はがきを展示いたします。
アフリカ大陸は北部に広大なサハラ砂漠があり、中央部の赤道直下の熱帯雨林とそれを取り囲むサバンナなどという気候区分で、他の熱帯地域の蝶と比べると色鮮やかな種類は少ないものの、独特な色彩を持つ蝶が分布する様相を呈しています。
中央部とその周辺に生息するドルーリーオオアゲハとザルモキスオオアゲハは、アフリカを代表する“二大巨蝶”と言われており、多くの国々の切手に登場しています。
その他、白地に赤や紫などの色彩がかわいらしいツマアカシロチョウの仲間や、ギザギザの尾が印象的なフタオチョウの仲間、白や青に輝くシンジュタテハの仲間、蝶としては珍しい真紅のベニイロタテハ、青と白のグラデーションが美しいサザナミムラサキなど、この地域を代表する蝶の仲間たちをご紹介いたします。
また蝶展示室において、世界各地の蝶の標本約14,000頭を常設展示していますので、どうぞ合わせてご覧下さい。