- タイトル等
美術部門テーマ展示3
線を引かざる日なし
―鳥取ゆかりの美術家による素描―
- 会場
- 鳥取県立博物館
第3特別展示室
- 会期
- 2021-11-27~2022-01-10
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、本展の会期や内容に変更が生じる可能性があります。最新情報は鳥取県立博物館ホームページにてご確認ください。
- 休催日
- 会期中の月曜日(2022年1月10日は開館)
2021年12月29日 ~ 2022年1月3日
- 開催時間
- 午前9時 ~午後5時
(入館は閉館の30分前まで)
- 観覧料
- 一般180円、20名様以上の団体150円。
次の方々は無料=大学生以下、学校教育活動の引率者、70歳以上、障がいのある方、難病患者の方、要介護者等及びその介護者、当館で当日開催中の企画展のチケットをお持ちの方(来館当日のみ)。
- 概要
アレクサンドロス大王に仕えた古代ギリシアの画家アペレスは、顔貌を生き写しに描くほどの技量の確かさゆえ、後にも先にも彼を凌ぐ者はないと讃えられたことが知られます。「線を引かざる日なし〔Nulla dies sine linea 〕」とは、そのアペレスが日々欠かさず素描の鍛錬に励んでいたことから生まれた諺(ことわざ)です。
絵画や彫刻、建築といったあらゆる造形の基礎となる素描には、作品の制作過程を段階的に示すものや、必ずしも作品化することを意図しないスケッチ等、目的に応じて様々なタイプが含まれています。アペレスが描画の重要性に意識的であったことに始まり、西洋では16世紀になると素描が諸芸術の根幹をなすものとみなされ、理論、実作ともに黄金期を迎えてその地位を高めました。しかしながら現在では、作品の制作背景や作家の興味関心を裏付けるための資料的な価値の方に比重が置かれています。
本展覧会では、当館のコレクションを基軸としつつ県内の各所に所蔵される素描を交えながら、近代以降に活動した郷土ゆかりの洋画家や彫刻家らが制作の過程や記録的な意味合いとして紙の上に残した多岐にわたる手の痕跡を紹介し、あらためて素描そのものの魅力に迫ります。
- ホームページ
- https://www.pref.tottori.lg.jp/299888.htm