今から74年前の昭和23年3月、地元旧家の雛人形をお借りし、清遠閣を会場に一堂に展示した「雛人形展」が開催されました。
この展覧会を機に、本間美術館では毎年雛祭の時期は雛人形展を開催しており、折々に雛人形や古典人形の寄贈を受けて、全国に誇る充実したコレクションを形成しています。
本展では、鶴岡の実業家・斎藤昌二氏が蒐集された京雛・御所人形・衣装人形などの時代による変遷や系統が見て取れる「白巽文庫コレクション」を中心に、庄内の名家である白崎家や風間家に伝来した雛壇飾りや郷土人形などを賑やかにご紹介します。
酒田の雛人形は、酒田市が認定された日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の構成文化財に指定されています。北前船がもたらした京文化を代表する雛人形や御所人形など、雅で可愛らしい古典人形をお楽しみ下さい。
北前船がもたらした雅な酒田の雛文化
北前船がもたらした京文化を代表する雛人形や御所人形は、湊町で栄えた酒田が全国に誇る宝です。昭和23年からつづく本間美術館のひな祭りでは、鶴岡の実業家・斎藤昌二氏が蒐集された京雛や御所人形、衣装人形など(白巽文庫コレクション)を中心に、庄内の名家である白崎家や風間家に伝来した雛壇飾りや郷土人形などを賑やかにご紹介します。
本展は酒田雛街道と連携しており、酒田市内各所で様々な雛人形を楽しむことできます。