当館の約1,400点以上のコレクションには、昭和時代に活躍した日本人作家の作品が数多く所蔵されています。
今回は、その作家たちの作品をご紹介いたします。
昭和は、世界恐慌からはじまり、第二次世界大戦へと進む暗く閉塞感のある面と、戦後、POPアートや抽象表現が活発になった華やかな面を持つ時代でした。
死が匂う時代の語りえぬ想いを画面に込めた小貫政之助、虹色の美学者・靉嘔、作品を通し“核の時代”に警鐘を鳴らす平野遼。そして、福沢一郎の「ダンテ地獄篇」が、令和を生きる我々に改めて「生きる本質とは何か」を問いかけます。
今展では、栗原一郎の初公開作品や、昭和の時代を代表するポスターの展示を含め、日本人現代作家の作品約40余点を展示いたします。
昭和を駆け抜けた作家たちの作品をお楽しみください。