幼き心、自画像のように
王培さんの作品との出会いは、院展の会場で何かを見つめる子どもの目に魅せられたときです。中国の少数民族の子どもたちは決して豊かな環境ではないのかもしれません。その1日1日を生きる厳しさを見つめる眼差しには、子どもらしさを感じるより、力強さを感じました。
王培さんによると、絵に描かれている少女達は、幼い頃の夢や、故郷を離れ異国で生活してきた自身の思いと重なり合い、ある意味自画像のように思える感覚があるのだといいます。
毎日往復4時間かけて王さんを託児所に預け、一生懸命働いてくれた逞しく優しい母との温かな記憶が、今の自分を支えてくれているとのことでした。
王培さんの作品を通じて、幼い日の自分の姿や心に立ち返り、忘れかけた大切な気持ちを思い起こしていただけたら幸いです。
院展の入選作を中心に約20点を展示いたします。
王培さんが描く「幼き心」を、ぜひご覧ください。