佐賀県立博物館では、令和3年(2021年)8月27日(金曜日)から、修理報告「重要文化財 東妙寺幷妙法寺境内絵図(とうみょうじならびにみょうほうじけいだいえず)」展を下記のとおり開催します。
東妙寺(吉野ヶ里町所在)所蔵の重要文化財「東妙寺幷妙法寺境内絵図」は、鎌倉時代後期頃に制作された絵図で、画面中央の田手川を中心に右面に東妙寺、左面に廃寺となった尼寺妙法寺が描かれています。本図は、創建後間もない時期の東妙寺等の様子を知る上で大変貴重な資料ですが、長い歳月を経て紙面には、染みや折れ・虫損が生じていたことから、令和2年度(2020年度)に文化財修理が行われました。
本展覧会では、修理を経た絵図に加え、東妙寺の本尊で、令和元年度(2019年度)に文化財修理が行われた木造釈迦如来坐像及び木造聖観音立像についても9月7日から特公開を行います。文化財を「修理」という視点で御覧頂くことができる数少ない機会です。ぜひ御来館ください。