岡崎市美術博物館では「水木しげる 魂の漫画展」の開催に合わせ、岡崎市にまつわる妖怪をはじめとする怪異を調査し、紹介するプロジェクトを同時開催します。長い歴史を持つ岡崎の地には、市内各地に妖怪のような不思議な生き物、不思議な出来事や伝承や説話が語り継がれています。また現代において、皆様の身の回りにも妖怪の存在を感じずにはいられないことがあるかもしれません。このプロジェクトは、そんな伝承や説話を掘り起こし、妖怪や怪異とともに現代に蘇らせようという試みです。
伝承や説話が本当にあったことなのか、妖怪が本当にいるのか、それは実際に見た人にしかわかりません。妖怪というと、なんだか怖いと思う人もいるかもしれませんが、もしかしたら案外かわいくて友達のような存在なのかもしれません。
目に見えないものの存在は様々なかたちで私たちの身近に存在しています。昨年から現在、新型コロナウイルスの蔓延が社会に大きな影響を与えていますが、ウイルスもまた目に見えないもののひとつです。新型コロナウイルスによって注目された“疫病退散”にご利益があるとされる日本古来の妖怪「アマビエ」をはじめ、今だからこそ、目に見えないものを考え、想像してみませんか。
さあ、岡崎の妖怪たちに会いに来てください。
怪異に驚いて、不思議を楽しんで、岡崎の新しい魅力を再発見しよう!