本格的に撮影を始めて10年目の節目という事も有り、今回の展示においては「蔭地敏男」の風景感を感じて頂ける内容で構成いたしました。作品内容は、主に国内各地で撮影した風景の他に、鈴鹿市内の田園地帯にぽつんと聳える県の天然記念物である「長太(なご)の大楠」を絡めた雲景色との二部構成となっています。「長太の大楠」が写る作品は、市街地が間近に迫るも周囲に視界を遮るものが無い田園地帯に聳える推定樹齢千年のアイコニックな巨木を絡めた景色にて、もう二度と出会う事も無いであろう雲景色の中でも”絶景”の部類に入ると思う作品を選んでいます。 沢山見て頂くためにTVモニターを利用した「スライドショー」や「作品集」も展示して、見応え十分な内容となっています。