スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソン(1931-)。彼女が創り出す素朴で温かみのある作品は、世界中で多くのファンを魅了しています。
陶芸制作会社のグスタフスベリ社在籍時には、デザイナーとして「小さい動物園」「アフリカ」等の人気シリーズを手掛けたほか、生活を彩るテーブルウェアの制作でも人気を博しました。独立以降、ユニークピース(一点物の作品)などの制作を続け、今年90歳を迎えようとしています。
2018年以来2度目の開催となる本展では、リサ・ラーソンの初期から近年に至る作品約200点のほか、創作にあたり影響を受けた世界各地の諸文化や芸術家たち―北欧のデザイナー、アメリカの陶芸家から日本の陶芸家・濱田庄司ら―の作品約20点を合わせてご紹介します。リサが歩んだ創作の旅路と出会いがもたらした軌跡を、多彩な作品を通じてお楽しみいただきます。